成長戦略
三井不動産グループのプラットフォーム(事業基盤)及び顧客ネットワークを活用した安定運用
本投資法人は、三井不動産グループが長年培ってきた総合不動産会社としてのプラットフォーム(事業基盤)及び顧客ネットワークを有効活用することにより、安定的な運用を目指します。
プロパティ・マネジメント業務における三井不動産グループのノウハウの活用
本投資法人は、原則として取得資産におけるプロパティ・マネジメント業務を三井不動産グループに委託します。本投資法人は、三井不動産グループがオフィスビル事業や商業施設事業等において培ってきた専門性が高くかつ先進的な管理・運営ノウハウ及び総合不動産会社として培ってきた幅広く強固な顧客ネットワークを、本投資法人が保有する物流施設における管理・運営及びリーシングに有効活用することは、ポートフォリオの中長期的な収益の維持及び拡大に寄与するものと考えています。
- プロパティ・マネジメント業務の概要
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● 物流不動産を取り巻く環境の把握・分析、テナント動向の把握 ● 運営管理全般の企画・計画立案・マネジメント ● テナントのリーシング企画・契約管理・窓口業務、資産保全、管理会社等の監督・契約管理
リーシングにおける三井不動産グループの顧客ネットワークの有効活用
本投資法人は、物流施設のテナントリーシングにあたり、三井不動産グループが培ってきた幅広くかつ強固な顧客ネットワークをもとに、荷主となるテナント企業、物流企業(3PL事業者等)、あるいはその両社に仲介業者を介することなく直接営業できるという総合不動産会社としての強みを活用することで、ポートフォリオの安定した運用を実現できると考えています。
伊藤忠グループの不動産・物流プラットフォームと商社・商流プラットフォームを最大限活用した内部成長
本投資法人は、伊藤忠商事から提供されるリーシングマネジメント業務を軸に、不動産・物流プラットフォームと商社・商流プラットフォームを最大限活用した商社ならではのリーシング戦略に基づく内部成長を図ります。伊藤忠商事の顧客がテナントとして本投資法人が保有する物流不動産に入居している場合、当該顧客が抱える物流における課題について伊藤忠グループによる「御用聞き」を展開することで、当該テナントとの関係強化を行い、ポートフォリオの長期的な収益安定化を目指します。
商社ならではのリーシング体制
本投資法人が保有する物流不動産について、伊藤忠商事の建設第二部と、自らが物流事業者であり、かつ、他の物流事業者との取引関係も有している物流物資部とが協働してリーシングを行います。また、伊藤忠商事、伊藤忠グループ及びその取引顧客網を有効に活用し、拠点の増設・移転・集約ニーズを他社に先駆けて把握することで、リーシングを強化します。
事例
①グループ力を活用したリーシング
伊藤忠グループの国内大手ジーンズメーカーである株式会社エドウイン(以下「エドウイン」といいます。)や、伊藤忠グループと取引上の接点がある物流事業者が入居しました。
②御用聞き(テナントへの提供事例)
伊藤忠グループは、物流不動産を賃借していただいたテナント様に対し、伊藤忠グループの各社から様々な事業上の課題を解決する適切なソリューションを提供しています。これによって、テナント満足度向上に寄与しています。
サービス事例
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テナントより段ボールケース、ラベル、緩衝材等の包装資材を一括で受注。資材倉庫を別途運営し、ジャストインタイムでの資材提供を実現
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テナントより、コールセンター業務(一般顧客向けカスタマーサービスや、出品者サポート)を長期に渡り受託
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テナントより伊藤忠グループ開発物件における設備工事を受注したことを契機に、メンテナンスに加え、現状はそれ以外の設備工事を受注