ESGへの取組み
環境理念と環境・社会への取組み
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人が資産運用業務を委託する三井不動産ロジスティクスリートマネジメント株式会社は、「ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する方針」を2017年11月に制定しています。
三井不動産グループの環境理念
三井不動産グループでは、環境負荷の低減、様々な主体との多様な連携・協力、安全・安心、快適性の向上および持続可能性の確保を目指しています。
テナント・地域コミュニティへの取組み
スポンサーである三井不動産のノウハウを生かし、本投資法人が保有する物件では、入居テナントや施設利用者、周辺環境、地域コミュニティといったステークホルダーに配慮し、健康で働きやすく、安全な環境を確保するための取り組みを進めています。
カフェテリア・売店
通勤用シャトルバス
美化活動(清掃)実施
津波避難ビル指定
(MFLP 堺)
環境負荷の低減への取り組み
保有物件におけるLED照明の導入や屋上への太陽光パネルの設置など、保有資産における効率的なエネルギー利用を推進するとともに、省エネルギーを通じたCO2排出削減の取り組みに努めています。
太陽光パネル
LED照明
環境に配慮したグリーンビルディング
本投資法人は、下記物件でCASBEE、DBJ Green Building認証及びBELSを取得した実績があり、さらにMFLP堺では「おおさか環境にやさしい建築賞」を受賞するなど、環境に配慮したグリーンビルディングを積極的に取り入れています。
物件名 | 評価・受賞歴等 |
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GLP・MFLP市川塩浜 | CASBEE-不動産認証 Sランク CASBEE-新築認証 Aランク |
MFLP久喜 | CASBEE-新築認証 Aランク |
MFLP横浜大黒 | DBJ Green Building 認証 5スター |
MFLP八潮 | CASBEE-新築認証 Aランク |
MFLP厚木 | CASBEE-かながわ Aランク*1 DBJ Green Building 認証 4スター |
MFLP船橋西浦 | CASBEE-新築認証 Aランク |
MFLP柏 | CASBEE-新築認証 Aランク |
MFLP堺 | CASBEE-新築認証 Sランク H27年度おおさか環境にやさしい建築賞(商業その他部門賞) |
MFLP小牧 | CASBEEあいち Aランク*1 |
MFLP平塚 | CASBEEかながわ Aランク*1 |
MFLP稲沢 | CASBEE-新築認証 Aランク CASBEEあいち Aランク*1 |
MFLP厚木Ⅱ | CASBEEかながわ Aランク*1 |
MFLP福岡Ⅰ | CASBEE-新築認証 Aランク |
MFLPプロロジスパーク川越 | CASBEE-新築認証 Aランク BELS 5スター |
MFLP広島Ⅰ | CASBEE広島 Aランク*1 |
MFLP茨木 | CASBEE大阪府 Aランク*1 |
MFLP川口Ⅰ | CASBEE埼玉県 Sランク*1 BELS 5スター |
*1 | 自治体届出制度による評価です。 |
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サステナビリティファイナンスについて
本投資法人は、サステナビリティファイナンスによる資金調達を通じ、サステナビリティに関する取り組みをより一層推進するとともに、ESG投融資に関心を持つ投資家層の拡大を通じた資金調達基盤の強化を目指しています。
サステナビリティファイナンス・フレームワークの概要
サステナビリティファイナンスにより調達した資⾦の使途
サステナビリティファイナンスによる調達資金(以下「調達資金」といいます)について、特定資産(サステナビリティファイナンスではグリーン適格資産及びサステナビリティ適格資産(以下に定義します)を対象とする)の新規取得資金並びに当該資産の新規取得に要した借入金及び投資法人債のリファイナンス資金に充当します。
適格クライテリア
グリーン適格資産とは、以下に記載のグリーン適格クライテリアを満たす資産をいいます。サステナビリティ適格資産とは、グリーン適格クライテリアを満たし、かつ以下に記載のソーシャル適格クライテリアを満たす資産をいいます(グリーン適格資産及びサステナビリティ適格資産をあわせて、以下「適格資産」といいます)。
■グリーン適格クライテリア
以下の(1)から(5)の第三者認証機関の認証(以下「グリーンビルディング認証」といいます)または再認証のいずれかを、取得済または今後取得予定であること。
(1) | DBJ Green Building認証: ★★★以上 (最上位から3段階) |
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(2) | BELS認証: 3以上 (最上位から3段階) |
(3) | CASBEE評価認証: B+以上 (最上位から3段階) |
(4) | LEED認証: Silver、GoldまたはPlatinum (最上位から3段階) |
(5) | 上記認証以外の第三者認証のうち、評価レベルが同水準の評価 |
■ソーシャル適格クライテリア
以下の(1)から(3)のうち、2つ以上の基準を満たす新規、既存不動産であること。
(1) | 地域活性化のための基本的インフラ整備 自治体等のニーズを踏まえた人が集い憩える緑地空間の提供など、敷地活用等による周辺地域一帯を含めた「街づくり」に貢献するもの |
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(2) | 生活に必要不可欠なサービスへのアクセス 災害発生時の避難場所、地域住民への備品提供等、防災対応が行われているもの 認証保育施設の設置などを通じて地域社会に貢献するもの |
(3) | 社会経済的向上とエンパワーメント 入居企業による雇用の創出や建築工事における地元企業の採用を通じて地域社会・経済に貢献するもの |
調達資⾦の管理
総資産額に対する有利⼦負債⽐率(各投資法⼈債の払込期⽇⼜は借入金の借⼊実⾏⽇において算出可能な直近期末時点)の実績値にサステナビリティ適格資産の取得価格総額を乗じて算出された負債額をファイナンスの調達上限とします。
レポーティング
サステナビリティファイナンスの残⾼が残存する限り、ウェブサイト上で各年の1⽉末時点における以下の指標を公表します。
■充当された調達資⾦の総額
■未充当の調達資⾦の残⾼
■環境改善効果に関するレポーティング
グリーンビルディング認証の取得状況及び認証レベル
■社会的便益に係るレポーティング
① | アウトプット指標 ソーシャル適格資産の件数 |
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② | アウトカム (1)地域活性化のための基本的インフラ整備 ・プロジェクト(対象資産)の概要 ・免震構造の施設数 (2)生活に必要不可欠なサービスへのアクセス ・災害時の避難場所指定施設数 ・災害ベンダーの設置施設数 ・防災備蓄庫の設置施設数 ・かまどベンチの設置施設数 ・災害用トイレの設置施設数 ・非常用電源設備の設置施設数 ・認証保育施設数 (3)社会経済的向上とエンパワーメント より多くの地域住民の雇用促進に繫がる、以下の項目 ・対象物件における地域住民の雇用施設数 ・建築工事における地元企業の採用施設数 |
外部機関の評価
本投資法⼈はサステナビリティファイナンス・フレームワークの適格性について株式会社⽇本格付研究所(JCR)より「JCRサステナビリティファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価である「SU 1(F)」を取得しています。
JCRサステナビリティファイナンス・フレームワークの評価結果
本投資法人はサステナビリティボンドについてJCRより「JCRサステナビリティボンド評価」の最上位評価である「SU 1」の予備評価を取得しています。
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人第1回無担保投資法⼈債(サステナビリティボンド)
JCRサステナビリティボンド予備評価(第1回)